切削加工ネジと冷間圧造ネジの違いは?
弊社が取り扱っているネジでは、主に2種類の製造加工方法があります。
①冷間圧造加工(ヘッダー加工)
常温において金属を圧力だけで成形する加工です。
ヘッダー加工ではねじの頭部と軸部を成形し、転造加工でねじ山を成形します。
ヘッダー加工によって作られたネジは、金属組織が強化されているので強度が高くなります。
ヘッダー加工には金型が必須です。そのため、新しい製品を作るときは新しい金型も必要になり初期コストがかかります。
一度金型を作れば生産性が上がります。
②切削加工
金属の素材を切削工具で削り、ネジ山を形成したねじです。形状が複雑な特殊ねじの製作に適しています。
この方法では、ネジ山に精密さがあり、高精度の加工が可能です。
切削ネジの製作には、金型が不要です。少量生産で多様な形状のネジを製作できます。